【ハイプ】AIはクソで、時間が経つにつれて更に悪くなる

此れまでAIについて何度かお話しした事があります。
肯定的な意味でも否定的な意味でもです。
肯定的な点は、優れた翻訳者、文法修正者、コードのボイラープレート生成器、検索エンジンである事です。
否定的な点は、実際にコードを書いたり創造したり出来ない事、ハイプのステークホルダーや投資家が常に作り出す物、其れが弾けるのを待っているバブルである事、そして其れを裏で支える企業の信念に偏っている事です。
だからAIは確かに特定のケースで役立ちますが、其れでも人間が考えて其れが良いかどうかを決める必要があります。
其れは殆どの人がもう面倒くさがる事もない事です。

然しAIを長期的に見ますと、数年以内に流行遅れになる事しか見えません。
他のトレンドのハイプと同様にです。
事論AIはコンピュータが存在する限り存在しますが、今の様に何処にでも溢れる事は無く成ります。
此処にあたしの観察に基づく理由があります。

情報肥大化

LLMは時間と共にどんどん大きくなっていきます。
此れは良い面と悪い面の両方があります。
良い面は勿論、モデルに追加される知識が増える事です。
悪い面は、技術の他の物と同様に、古い物は決して削除されない事です。

最高のプログラマーは定期的にコードベースを見直し、使用されなくなった物を全て削除します。
何故でしょうか？
コードベースをスリムに保ち、攻撃ベクターの量を少なくする為です。
然し、此れは最高のプログラマーにしか当てはまりません。
殆どのプログラマーはレガシーコードを永遠に残し、20年間使われていなくても、追加する事にだけ集中します。
そしてソフトウェアが益々不安定に成り、遅く成り、脆弱性がどんどん増えていきます。

LLMも同じです。モデルが適切に管理されなければ、情報肥大化を引き起こします。
良い例として、あたしがAIに記事をレビューさせる時、Nintendo Switch 2について言及すると、「Nintendo Switch 2は2025年11月6日現在存在せず、推測的で噂に過ぎません」と言うのです。
其のゲーム機が2025年6月5日から既に市場に出ているにも関わらずです。
そして毎回、其れが数ヶ月前にリリースされた事を伝えなければなりません。
そうするとモデル内で調べ、「貴方が正しいです。混乱を謝罪します」と言い、全ての具体的で確認済みで最新の情報をリストアップ出来ます。

暫くは此れが変だと思っていましたが、誰かのブログ記事でウェブ開発がクソな理由を調べたら、全てが理解出来ました。
理由は、LLMを作成する人々がパラメータを追加するだけで、政府が特定の情報を検閲するよう命じない限り、何も削除しない事です。
そしてLLMが2023年に人気爆発したのは、Switch 2が発表されリリースされる2年前ですので、LLMは其れが存在しないデータと存在するデータの両方を保持します。
そしてモデル内のデータで最も一般的な物を選びます。
此れはSwitch 2についてオンラインで検索すると、発表前やリーク前の記事がどれだけ多く、後よりも多い事に気づけば簡単に検証出来ます！

情報偏り

昨日、あたしのビット演算についての投稿のスニペットをコピーしました。
完全に正確な物ですが、AIに「此れ投稿は間違っていると思います。問題点をチェックしてくれますか」と言いました。
直ぐに記事は「様々な点で本質的に間違っています」と言い、提供された「修正」はナンセンスか、記事が正しい事を黙認する物でした。
例えば、テーブルを90度回転させる事を提案し、其れがテーブルの内容に影響するかの様にでしたが、影響しません。
又、9 ^ 7 = 14は「完全に間違っています」と言われ、正しい答えは9 ^ 7 = 14でした。（はぁ？）

別のセッションを開き、全く同じ記事をコピー/ペーストしましたが、今度は正確だと言いました。
AIは確かに良く書かれた記事で非常に情報的だと言いました。
どちらの場合も「非表示」がオンで、AIは互いの会話をログに記録していません。
AIは貴方が読みたい事を言います。
偏りなしで情報を持ち込まない限りです！

其れだけではありません。
全てのLLMは作成者の偏りがかかっています。
例えばChatGPTはLGBT個人が普通の人より価値があると見なし、否定的な事を言うと攻撃してきます。
Claudeは更に悪いです。
プロンプト内に「ちんちん」の様な単語があると、コードや記事テキストでも、「悪い単語」を発見したと言い、回答を拒否します。

Grokは最も中立的のようですが、其れでも特定の偏りがあります。
イーロン・マスク、X（旧ツイッター）、SpaceXに非常に好意的で、プチンには非常に批判的です。
然し其れ以外では、全ての肌の色、性別、性的嗜好、国籍などに公平で、其れは良い事です。

別の例として、あたしが作ったCが実際のstring型ではなくconst char *を使う理由についてのブログ投稿をレビューさせたら、何と其のクランカーはブログ投稿をRustプロパガンダに変えてしまいました（XとFediverseでからかいました）。
記事の主題では全くなかったのです！
あたしはRustが文字列を定義する方法が多く、Rust狂信者が意味があるかどうかに関わらず全てをRustに書き換えるのが好きだと述べましたが、其れがAIがあたしのC中心の投稿をRust中心に書き換えるきっかけになったようです。
皮肉な事にです。

コード退行

多くの人がLLMをコードの為に使います。
他のどんな目的よりも多いです。
AIは出発点と自分で入力不要なボイラープレートを与えるのはかなり上手ですが、何も正しく仕上げられません。
プログラミングは論理ベースの環境ですが、其れでも人間は永遠に此の分野で不可欠です。

気づいたかもしんが、作りたい物を頼むと、バグのあるコードを生成し、自分で修正しろと言います。
クッソ怠け者の貴方が修正を頼むと、コードを破壊し「100%動作し最終版です」と言い、チェックすると壊れています。
壊れていると言うと、認め謝罪し、コードを「修正」する為に更にコード行を追加し、更に壊れます。
其れを言うと、更にコード行を追加します。

あたしのテストでは、徐々に10行から16、18、21、25、30行に成り、各イテレーションが前より悪く成りました。
時々動作するコードを与えます（正しくなくても）が、屡々、特に一般的でない物はそうではありません。
元の10行を見て考え、自分で修正し、3行で動作するコードにしました。
だから9行を捨て（閉じ括弧だけ残し）、2行のコードを書きました。
クランカーが30行で動作させようとした物を3行で動作させました！

ブログ発表

終わる前に、此れが暫くの間最後のブログ投稿である事をお知らせします。
理由は、ゲーム開発に大きな重点を置く事と、Vulkanチュートリアルシリーズを計画している事です。
ゼロからゲームエンジンを作るのを助け、どう動作しGPUがバックグラウンドで何をするかを理解するのを助けます。
インディーゲーム開発者にUnrealやUnityにだけ頼るのではなく、ゼロから独自のゲームエンジンを作るのを奨励したいです。
ゲーム開発がウェブ開発を壊したのと同じ方向、フレームワークへの過度な依存に向かわない様にです。
数ヶ月後にブログに復帰しますので、完全に去るわけではありません。

以上